悪霊退治で知られる一族の娘、赤鞘は、一族が重んじる祓魔の力を持たなかったため、顧みられることがなかった。一方、傲慢な弟が禁断の儀式を妨害し、うっかり異世界の王、良牙を目覚めさせてしまう！混乱の中、取り残された赤鞘は危険に直面するが、良牙は彼女が想像していたような恐ろしい存在ではなく、穏やかで知的でハンサムな青年であることを知る。良牙は赤鞘の類まれな治癒力に気づき、その真の価値を教え、自分の世界で女王になるよう彼女を招き入れる。この異世界で、赤鞘はついに尊敬と帰属意識を見つけ、優しさと理解を示してくれた良牙に近づいていく。しかし、現実世界の彼女の家族は、恥を隠そうと、自分たちの悪行を良牙のせいにして、彼の世界に侵入しようと企み、赤鞘が大切にしているすべてのものを危険にさらしてしまう。